和歌山電鐵が日本鉄道賞を受賞

 国土交通省が鉄道の日を記念して創設した日本鉄道賞表彰選考委員会において、和歌山電鐵は日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞に選ばれました。

  「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である「鉄道に対する国民の理解と関心」をさらに深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、平成14年に創設された表彰制度であり、鉄道の発達に貢献した鉄道事業者や団体を「鉄道の日」実行委員会が表彰します。今年の「日本鉄道賞」は、32件の応募がありました。

 選考理由は、運営していた鉄道事業者(南海電鉄)により廃止の届出が出された貴志川線について、地元住民が熱心な存続活動を行い、これを受けた地元自治体(和歌山市、貴志川町)が新たな事業者が参入しうる支援策を打ち出し、一般公募を実施した。この公募に応じた県外の鉄道事業者(岡山電気軌道)が地元に根ざした事業運営を目指し運行を引き継いだ。
 地方鉄道の再チャレンジのためモデルとなる取り組みとして大きく評価された。

委員会発表記事より引用
[日本鉄道賞表彰選考委員会委員]
委員長森地茂(財)運輸政策研究機構 運輸政策研究所所長
委員黒野匡彦成田国際空港株式会社代表取締役社長
委員白石真澄東洋大学経済学部社会経済システム学科教授
委員松尾正洋日本放送協会解説委員
委員柳島佑吉産業経済新聞社客員論説委員
委員平田憲一郎国土交通省鉄道局長(「鉄道の日」実行委員会副会長)

  受賞者の表彰式は、10月16日(月)の第13回「鉄道の日」記念祝賀会(於:パレスホテル)において行う予定です。

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