たま駅長就任5周年記念式典 駅長代行「ニタマ」披露
たま駅長の就任5周年を祝う式典が1月5日貴志駅で行われ、仁坂和歌山県知事、中村紀の川市長、大橋和歌山市長と地元の山田県議がそろって来賓として出席されたのをはじめ約300人が見守るなか、まず小嶋社長からたま駅長の客招きと動物駅長の先駆けとなった功績に対する感謝状が贈られました。
続いて12歳と高齢のたま駅長の負担を減らすために、たま駅長の部下として1歳10ヶ月の雌猫「ニタマ」が披露され、伊太祈曽駅長兼貴志駅長代行の辞令が交付されました。
「ニタマ」は1月中の日曜日に貴志駅に出勤して研修を行い、2月から平日は伊太祈曽駅に、日曜日は貴志駅に駅長代行として勤務することになります。
今回の式典の模様は在阪キー局と地元の全TV局、新聞各社が取材に訪れ、地元選出の衆参国会議員からも祝電が寄せられるなど、地方鉄道再生へのたま駅長の功績と関心が高いことが示されていました。
和歌山電鐵に対する和歌山、紀の川両市の10年間の欠損補助期限があと4年と迫るなかで、黒字化に向けて「たま駅長」と「ニタマ駅長代行」の一層の活躍が期待されます。
併せて沿線住民の利用増も求められており「貴志川線の未来を”つくる”会」では今後一層利用促進の取り組みを強めていくこととしています。