和歌山市議会だより

11月発行の和歌山市議会だよりに9月定例会の様子が掲載され、見出しに「『南海貴志川線問題に関する具体的案提示を求める決議案』を可決」としるされ、一般質問の様子が掲載されました。

貴志川線問題について

質問 地域の交通を担ってきたローカル線存続を巡っては、特にローカル圏の鉄道インフラを公共交通として位置づけていくため、地方自治体の役割が問われることからも、単に採算性という価値指標だけでなく、鉄道が地域全体にもたらす役割や価値、いわゆる社会的便益を具体的な数字、金額に換算し分析するなどの取り組みも必要ではないでしょうか。

答弁 鉄道の持つ社会的便益については、沿線の土地価格への影響、交通渋滞への影響等、地域に多大な利益がもたらされていることは十分認識しています。社会的便益の調査は事業を行う上での判断基準の一方策でもあり、県、貴志川町とも協議検討してまいりたいと考えています。

貴志川線存続問題について

質問 行政三者が地方鉄道を必要と考えるなら、結論を先送りにして存続を望んでも無理であり、経営主体は行政三者が担うか、民間の経営主体かの選択肢があるだけです。現状のコスト構造を精査して収支を改善させ、それでも赤字であれば負担可能な範囲に納められるのかという、フロー面での検討が先決ではないでしょうか。

答弁 貴志川線は年間約200万人の利用者があり、多くの方々にとって必要不可欠な公共交通手段で、鉄道としての存続が一番望ましいですが、多額の費用が必要であることも事実です。
 地元行政三者と近畿運輸局、南海電鉄との五者の協議におきまして、鉄道存続を第一義に早急に方向を見出したいと強く考えています。

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