永続への足掛かり!再来年度の「完全上下分離方式」移行へ向けて新たなる出発!


1. はじめに
 2025年度の乗車人員は171万人で前期比101.4%、経常収支41百万円の赤字となりました。ここ数年貴志川線の屋台骨を支えている定期外利用者は、この年の秋ごろまで前年度に引き続き海外からの観光客の増加により利用客は順調に推移していたものの、秋の高市首相の国会発言により対中関係が急速に悪化。それに影響をうけ中国人団体客がほぼゼロになり対前年比を割り込むことになりました。
 一方定期券利用者の方も減少。和歌山市内への道路網の整備をはじめ少子高齢化、就業人口の減少などこちらの方は相変わらず深刻な状態が続いています。特に通学定期の落ち込みが激しくコロナ渦前の状態にまで至っていません。
 そのような中、再来年から念願だった完全公設民営(完全上下分離方式)による運営が決まり、和歌山電鐵では赤字からの脱却、そして永年継続への第一歩を歩むこととなりました。
 わたしたち貴志川線の未来をつくる会は、このなくてはならない大切な交通インフラを未来永劫残すため、これからもさらなる活動を続けて参ります。

2. 基本方針
 大切な公共インフラである貴志川線をこれまで同様支えつつ活性化に取り組みます。それと同時に現在任意団体であるつくる会を法人化し、現在より更なる活動範囲を広げて貴志川線だけでなく地域に貢献できる組織になることを目指します。また観光客の誘致や利用促進を図り関係諸団体との連携イベントの開催、広報などにも取り組んでまいります。


3. 重点目標
(1)会員数減少にストップをかけ当面2,000人を目指し、組織の若返りによる活性化 (2)法人化への取組み
(3)利用促進と快適・便利で利用しやすい貴志川線づくり
(4)にゃんダーランド in 和歌山構想への協力

Ⅳ.具体的な取り組み
(1)市民と更なる連帯を強化し、活気ある組織づくりに取り組みます
 ① 会員の魅力を最大限に発信し、会員増加に取り組みます
 ② ボランティアスタッフの登録を図り、魅力ある活動への参加を進めます
 ③ 会員限定イベントの発信や増量回数券などの会員特典の拡充を図ります
 ④ 定例会を生かし、電鐵との更なる一体感を進め、若い力を取り込みます
 ⑤「にじいろトレインの会」の活動や「イベント部会」の活動を維持し、多様性に取り組みます
 ⑥ 法人化に向けて勉強会を実施し、新たなつくる会に向けて邁進します

(2)利用促進を図り、貴志川線の魅力を活用し電鐵との更なる協働に取り組みます
 ① 若者たちの活動の参加を高めるため、地域の学校と連携の強化に取り組みます
 ② 電鐵・つくる会の実態に見合った様々なイベントの企画を図り、具体化します
 ③ 駅設備・交通網の近代化や利用者のニーズに合ったダイヤなど要望の集約・提言を推進し、その実現を目指します
 ④ 地域の催事に積極的に参加し、各種団体や地域住民との交流・協働に取り組みます
 ⑤ 『にゃんダーランド ㏌ 和歌山』構想の実現に向けて電鐵と共に最大限の協力関係を築きます

(3)広報・PR活動に積極的に取り組みます
 ① 会報誌の発行、入会リーフレット作成、啓発のぼり・横断幕の掲出に取り組みます
 ② ホームページ、SNS(Facebook・X・Instagram)をフル活用し、つくる会活動の情報発信の強化に努めます

(4)地域鉄道の活性化の取り組みや政策活動の勉強会でスキルアップを進めます
 ① 「完全上下分離式」など交通政策等の学習の機会や情報収集に努めます
 ② 地方鉄道会社や共に活動する団体との積極的な情報交換や情報共有を進めます
 ③ 交流会などを通じて会員間のコミュニケーションを図ります

(5)令和10年度に開始される完全上下分離に向けた電鐵との協力関係に最大限の力を発揮し、また、つくる会の法人化に向けスムーズな移行に全力で取り組みます