地域の財産、貴志川線の永続をめざして
「公有民営化」への道を開こう
- はじめに
令和3年度(2021年)度は、新型コロナウイルスの長引く影響から運輸収入は回復できなかったものの、自治体による修繕費への支援や特殊要因もあり、2千800万円の黒字となりました。
しかしながらこうした事情を除けば赤字は1億円を超え、債務超過が続くなか、コロナ収束後も完全な回復が見通せない厳しい状況が予想されますが、貴志川線は私たちのくらしを支える公共交通としてなくてはならない鉄道です。
私たちは、貴志川線を必要とし永続を願い応援する市民団体として、市民の熱意と行動を集め、永続を目指して引き続き活動をします。 - 基本方針
地域の財産であり、くらしを支える公共交通として「貴志川線」はなくてはなりません。永続を実現するには、取り巻く厳しい環境を考える時、早急に「公有民営化」の実現を図る以外にないと考えます。
「公有民営化」実現を目標に掲げ、利用促進とイベント開催等に取り組み、乗車人員250万人の実現をめざして和歌山電鐵、自治体、関係諸団体と連携して活動を進めます。 - 重点目標
- 「公有民営化」の実現にむけSNSによる気運の醸成と利用促進
- 快適・便利で利用しやすい貴志川線つくり
- 会員2,000人回復を目指し、組織の若返りによる活性化
- 大池遊園駅対向設備復活、日前宮~神前駅間新駅設置
- 具体的な取り組み
- 「貴志川線の未来をつくる会」をひろげる
- 会員拡大へ積極的に入会呼びかけ、会報発行、入会促進リーフレット作成
- ボランテイアスタッフの登録と、活動への参加を進めます
- 会員限定イベント、増量回数券など会員特典の拡充を図ります
- 定例会への参加を呼びかけ、若返りと態勢の強化を図ります
- 貴志川線を活かし楽しむ
ウイズコロナに対応する利用促進策推進、貴志川線魅力発信へ電鐵と協働して取り組みます- 若い力の確保へ、高校、大学等にアプローチし「貴志川線活性化プロジェクト」組織化に取り組みます
- ウイズコロナにふさわしい多様な分散型イベントを企画し具体化します
- 利用しやすい貴志川線へ、駅設備、ダイヤなどの要望集約と提言を行いその実現をめざします
- 貴志川線をつなげる
- 地域の催事に積極的に参加し、地域や各種団体との協働に取り組みます
- 「チャレンジ250万人」運動に引き続き取り組みます
- ホームページの活用、「のぼり」、横断幕の製作・掲出
- SNS(ホームページ、Facebook、Twitter、Instagram)を活用した情報発信強化
- 貴志川線を考える
地方鉄道の存続と活性化へ学習・政策活動に取り組みます- 「公有民営化」についての学習
- 地方鉄道を守る運動を進める団体との交流
- 「貴志川線の未来をつくる会」をひろげる