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地域の財産、貴志川線の永続をめざして
「公有民営化」への道を開こう
- はじめに
令和5年度(2023年度)は、新型コロナ感染症5類移行による制限緩和で、旅行客や海外旅行客が回復しつつあり、従前通りには回復しておりませんが、乗車人員159万人と若干回復し、明るい展望が見えてきました。令和5年度(2023年度)貴志川線の決算は、1,277万円の赤字となりました。
社会状況が変化し、貴志川線利用からマイカーへの流出も多く、沿線の就業人口減少や少子化、道路整備が進み厳しい状況が続きますが、貴志川線は私たちのくらしを支える公共インフラとして、無くてはならない鉄道です。
無くてはならないこの鉄道、貴志川線を残し永続させていくために、私たちは貴志川線を応援する市民団体として、市民の力と行動力を高めて活動を行います。
- 基本方針
地域の財産であり、まちとくらしを支える公共インフラ貴志川線の活性化に取組みます。
社会状況が変わっても、貴志川線永続を確実なものとするために、行政と事業者、住民の総合力が発揮できるシステムとして、「公有民営化」実現を図る以外にないと考え、最大の目標に掲げて活動を進めます。
また、安定経営をめざして、和歌山電鐵、自治体、関係諸団体と連携して、住民の利用促進と魅力作りへイベント開催等に取り組みます。
- 重点目標
- 会員2,000人回復を目指し、組織の若返りによる活性化
- 「公有民営化」の実現へSNSはじめ気運の醸成
- 利用推進と快適・便利で利用しやすい貴志川線つくり
- 和歌山駅バリアフリー化とICカードシステムの導入
- 具体的な取り組み
- 市民の声を結集して活動できる組織つくりに取り組みます
- 会員拡大へ積極的に入会呼びかけを行います
- ボランテイアスタッフの登録と、活動への参加を進めます
- 会員限定イベント、増量回数券など会員特典の拡充を図ります
- 定例会への参加を呼びかけ、若返りと態勢の強化を図ります
- 「にしいろトレインの会」の活動を継続して、多様な活動に取り組みます
- 利用促進のため、貴志川線魅力発信へ電鐵と協働して取り組みます
- 若い力の活動参加へ、大学や高校との連携し「貴志川線活性化プロジェクト」作りに取り組みます
- 電鐵・つくる会の実態に見合った多様な分散型イベントを企画し具体化します
- 駅設備、ダイヤなど要望の集約と提言を行い、その実現をめざします
- 大阪・関西万博と連携した集客
- 地域の催事に積極的に参加し、地域や各種団体との協働に取り組みます
- 広報、PR活動に取り組みます
- 会報発行、入会促進リーフレット作成、「のぼり」、横断幕の掲出
- SNS(ホームページ、Facebook、X(旧twitter)、Instagram)を活用した情報発信を強化します
- 地方鉄道の存続と活性化へ学習・政策活動に取り組みます
- 「公有民営化」等、交通政策の学習と情報収集に取り組みます
- 地方鉄道を守る運動を進める団体との交流を進めます
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